乗車率250%!? 通勤ストレス・コロナ感染の危険…「3密満員電車」とは

乗車率250%!? 通勤ストレス・コロナ感染の危険…「3密満員電車」とは

新型コロナの感染が発生しやすい「密閉、密集、密接」…満員電車において、3密はどうしても避けられません。
日本の満員電車の乗車率は200~250%とも言われます。

そもそも乗車率とは何なのか、満員電車の過密状態は本当に解消できないのか、解説していきます。

 

日本の満員電車

朝、満員電車で会社に通勤する大勢の会社員。
日本ではおなじみの光景です。

通勤電車ではまず乗り込むところから勝負。
人が押し合い圧し合い電車なだれ込み、人が多いときは乗れないことだって日常茶飯事です。

いざ乗れたとしても、ラグビーのスクラムよろしく、乗客同士は密着状態…。

 人身事故や台風で電車遅延が発生すると、もう目も当てられません。
見渡す限り人、人、人。
某大佐の有名セリフ「人が○○のようだ」が頭をよぎります。

恐るべしジャパニーズラッシュ。

乗車率の目安

そんな殺人的混雑の日本の満員電車ですが、国土交通省から混雑度の目安が提示されています。

満員電車でぎゅうぎゅうだし、乗車率は100%かな…なんて思っていませんでした?
なんと公開されている乗車率は250%まであるんです。
いくら目安といえど、何でしょうかこのとんでもない数字は…。

そこで、この乗車率がどうやって割り出されたのか、漫画で解説してみました。

 

乗車率の定員とは

定員とは、乗り物やある一定の区画に入ることが出来る人数のことです。
定員には大きく分けて以下の3種類があります。

座席定員 座席数から算定した定員数(立席含む)
サービス定員 通常の運行に支障のない定員数
保安定員 車両の構造または運転上、それ以上乗っては危険な定員数

保安定員(車・船舶など)

乗用車や高速バス、船舶などは腰掛の数が定員となる「保安定員」で運行しています。
座席が100席なら、他にどんなにスペースがあっても100人しか乗れません。
保安定員で定められた人数以上が乗れば、法律違反になります。

サービス定員(電車)

一方、電車が採用しているのは「サービス定員」
運行に支障がない限り、座席以上の人数でも乗車が可能です。
もちろん法律違反にもならないので、座席数なんてお構いなし、毎日入れるだけわんさか人が乗り込みます。

ちなみに台風や人身事故でホームに入場規制がかかるのは、人が多すぎて運航に支障が出ると判断されている…ということですね。

つまり、電車における乗車率100%は、つり革やポール等の立席を含む座席が埋まっている&その他のスペースには人がいない状態。

うーん…これでもまだ空いてる方だと思ってしまいますね…。
満員電車に体が慣らされすぎて、体感では60%くらいに思っていました。

乗車率への反応

この電車の乗車率、意外と知らない方が多かったようで。
2019年の大型台風15号「ファクサイ」の際、乗車率の情報を発進したところ、Twitterでは様々な声が見られました。

200%前後は当たり前、中には450%なんて意見も…
とにかく殺人的に混んでいることが伝わってきます。

なんと満員電車対策で、マンションを買った猛者も…!

もちろん混雑は帰宅時も同じ。
日本人は満員電車に乗りすぎです。

新型コロナ時の乗車率は?

2020年の春、新型コロナが世界中で猛威を振るいました。

日本も例外ではなく、政府や各都道府県知事から、緊急事態宣言が出たのは記憶に新しいですね。
また、3密(3つの密)である、密閉、密集、密接を避け、ソーシャルディスタンスを意識するよう強く呼び掛けられました。

そこで注目されたのが通勤時の「満員電車」
当初、満員電車は避けてとニュースで言われていましたが、「会社に行く」ことが仕事の大前提である日本の会社員には中々難しい相談です。(こっちだって出来るならそうしたい)

その後、極力テレワークや時差出勤を実施するようにとの具体的なお達しが出たため、各企業が次々にテレワーク導入に踏み切りました。
(オリンピックよりもコロナ対応で企業がテレワークに協力的になったのは、なんとも皮肉な結果ですが…)

では自粛宣言中の電車の混雑率はどうだったのか…

なんと、乗車率100%以下!
皆がテレワークや時差出勤を積極的に利用した結果、こんなにも人が減りました。
これは総武線の写真ですが、各路線でも満員電車がだいぶ解消されたとのこと。

やればできる、日本!

通勤で疲れるのはナンセンス!

満員電車は体力だけでなく、心も削ります。
コロナによる外出自粛の解除が近づくにつれ、「満員電車に乗るのが嫌だ」という意見も増えてきました。
満員電車が原因で、「仕事が嫌だ」「会社に行きたくない」と思う人も多いのではないでしょうか。

また、医療従事者や現場作業など、職種や仕事内容によってはテレワークができない人もいます。
テレワークを出来る人たちが積極的に導入することで、結果として満員電車が緩和され、働きやすい社会が実現できます。

仕事をする前の通勤で疲れてしまい、仕事のパフォーマンスが落ちるのは、どう考えても本末転倒ですし非効率です。

嫌なら満員電車を避けて早く出社すればいいという声もありますが、テレワークや時差出勤を効率的に利用すれば、そもそもの原因である満員電車をなくすことができるのは証明済み。

満員電車で得をする人なんていません。
ぜひ社会全体で、効率的な働き方を体現していきたいですね。

実際に時差出勤をして、どれくらい電車が混むのか検証してみました!

電車は何時が一番混むの?「時差Biz」路線検証

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