セキュリティ講座

ネットワークセキュリティガイド「クラウド型アプリ方式」

総務省が2018年4月に公開した「テレワークセキュリティガイドライン第4版」では、テレワークの方法として6つのテレワーク環境を紹介しています。
ここでは、そのひとつ「クラウド型アプリ方式」について、その内容と、メリット・デメリットを紹介します。

クラウド上にあるアプリケーションを利用する「クラウド型アプリ方式」

一部の業務のみテレワークに適用する場合、Webアプリケーション(※1)やクラウドアプリケーション(※2)を利用する方法もあります。
Webアプリケーションとは、業務に必要な機能をWebブラウザ上で扱えるようにしたアプリケーションです。企業側でサーバーを用意して、Webアプリケーションのソフトウェアをインストールして使用します。このWebアプリケーションを社外からも利用可能に設定することで、テレワーク時にも活用できるようになります。
対してクラウドアプリケーションは、企業側が用意したサーバーではなく、サービス提供事業者側が用意したクラウドサーバー上にあるWebアプリケーションです。クラウドサービスとも呼ばれています。サービス自体が、社内外に限らず自由にアクセスする前提で作られています。
企業における一般的な業務は、大抵Web・クラウドアプリケーションで対応できます。文書作成・管理には「Microsoft Office 365」、ファイル管理には「Dropbox」や「box」、グループウェアは「desknet’s NEO」や「サイボウズ ガルーン」などが有名です。他にも会計ソフトやコミュニケーションアプリなど、その種類は多岐に渡ります。

「クラウド型アプリ方式」のメリット・デメリット

メリット
普段からWeb・クラウドアプリで行っていた業務は、使い勝手やワークフローが変わることなくテレワークへ移行できます。
デメリット
現在では、さまざまな業務に対応したWeb・クラウドアプリが登場していますが、専門的な業務の場合、社外からのアクセスに対応している製品・サービスがない場合があります。
また、一般的な業務でも、これまで利用してきたアプリが社外利用できず、別のWeb・クラウドアプリに移行するとなった場合、新しいアプリに慣れるまで従業員に負担がかかることになります。

※1:Webアプリケーション・・・従来のアプリケーションソフトウェアが端末となるコンピューター上で動いていたのと異なり、ほとんど全てのプログラムをサーバー上で動かし、Webブラウザ上で操作可能としたアプリケーションソフトウェア。多くの場合はネットワークに接続していないと動作しないが、一部のWebアプリはネットワークに接続されていない間もWebブラウザ上で情報を溜め込み、次にネットワークに接続された際にサーバーと同期するというものもある。
※2:クラウドアプリケーション・・・Webアプリケーションのうち、サーバーがクラウドコンピューティング環境で動作しているもの。

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